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家康、江戸を建てる :#門井慶喜 #家康、江戸を建てる #歴史 [読書]





家康が江戸に入り、街として切り開くために行った壮大な物語を5つの視点で書いた短編集
北条氏の領土であった関東を賜った家康が江戸を拠点として街を興す。元々江戸城があったとはいえ未開の地に等しい江戸を切り開く施策に関わる人間の仕事に対するプライドが見える。

第一話:流れを変える
昔の利根川は東京湾に流れていた。それにより大雨になれば江戸の平地は水で溢れてしまい、住むにも耕すにもあまり向かない。その水の問題をどうするのか。伊奈忠次が任され親子兄弟合わせて4代かけて問題を解決する。

第二話:金貨(きん)を延べる
いずれ全国に流通させることを考え、金貨(小判)を作る技術を得るため豊臣家から大判の鋳造を命ぜられている後藤家から人を派遣してもらう。後藤家当主の弟、後藤長乗が京から江戸へ来たが長乗は同行していた橋本庄三郎を江戸に残し、2年ほどで京へ帰ってしまった。ここから庄三郎が本性を現していく。

第三話:飲み水を引く
江戸は東京である今でもそうですが海抜の低い土地です。海水のため井戸を掘っても真水ではない。人が暮らすためにはどこかから真水を引いてこないといけない。大久保藤五郎が命をうけ水を引くこととなった。その後、家康は鷹狩りの途中でその土地の者に湧き水の場所を教えてもらい、その者、六次郎を普請役に任じて水を江戸へ引かせた。六次郎には土木実務者として春日与右衛門がつけられた。江戸市内に上水路を引くための知恵は彼が出している。失敗もありながらも十数年もかけて完成させた。その遺構は今でもところどころで見ることができる。

第四話:石垣を積む
石切りの目利き、吾平が仲間の犠牲が出ながらも切り出した超巨大石をどう使われるか見たく江戸へ行く。そこで出会った石積みの目利き、喜三太の実力を目の当たりにする。是非とも自分の石を石垣の要所となる隅角に使ってもらいたい。老い先短い吾平は喜三太に頼み込む。超巨大石の扱いに吾平はどう思ったのだろう。

第五話:天守を起こす
2代目将軍秀忠は隠居した家康が天守閣を作ることに反対した。秀忠は時代的にも地理的にも不要と考える。しかし家康は天守閣を作る。しかも城壁はこれまでに例のない白づくめ。その理由を考えるため秀忠は自ら城普請の指図をすることにした。


江戸を開いたのは家康だが、切り開くために実際に動いた人の作ることに対する思いが素晴らしい。


家康、江戸を建てる

家康、江戸を建てる

  • 作者: 門井慶喜
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2016/02/09
  • メディア: 単行本



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コメント 2

tsun

面白そうですね。
読んでみます。
by tsun (2018-03-08 11:20) 

たかおじー

tsunさん、ご訪問及びコメントいただきありがとうございます。
”騙し絵の牙”の前にどうぞ。
タイトルは家康ですがそれぞれの話の主役は各作業の担当者です。

by たかおじー (2018-03-08 20:49) 

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